ピルは高い避妊効果を持ち、目的や用途に応じて様々な種類のピルが開発・販売されています。避妊以外の効果も持ち、それぞれで服用方法は異なります。通販で購入することも出来ますので、それらの情報も合わせてピルに関する内容を紹介していきます。

ピルの服用を忘れてしまった時の対処法

女性が主体的に避妊するために服用するピルは、21日間の服薬期間と7日間の休薬期間で1周期となっており、服薬期間中は毎日1回、自分で決めた時間に1錠を服用します。
ところが、飲み始めてから服用する習慣がつくまでの間や、仕事など他のことで頭がいっぱいとなっているときなどで、服用を忘れてしまう人は意外と多いです。
ピルを飲み忘れてしまうと、薬剤による避妊効果が低下することがありますが、対処法を知っていればほぼ問題なく避妊を続けることができます。
ピルの服用を忘れてしまった場合の対処法は、いつ飲み忘れたことに気がつくかで異なります。
まず、本来服用するタイミングから飲み忘れに気がつくまでに要した時間が12時間以内であれば、気づいた時点で本来飲む予定だったピルを1錠服用し、翌日以降は通常通りに服用すれば良いです。
日によっては1日にピルを2回飲まなければならない可能性があり、身体への影響が不安になるところですが、短時間で気がついたのであれば影響はさほど出ないので、まずは気づいた時点で1錠服用しましょう。
本来飲むタイミングから12時間超経過した場合も、24時間が経過していなければ、12時間以内だった場合にとる対処法と同じ方法をとれば、避妊効果が維持されるので問題はありません。
対処法が変わるのは、本来飲むべき時間からの経過時間が24時間を超えた場合です。このときは、飲み忘れた分と、予定通りに飲む分を一緒に服用します。
一度に2錠投与することになるので、身体への負担が心配されますが、気にせずに服用しましょう。
もし、24時間超の飲み忘れを、新しいシートの服用を開始してから14日目までの間に行ってしまったのであれば、前述の方法で対処をしたあと、少なくとも1週間は他の避妊方法と併用するか、性行為をしないようにしながらピルの服用を続け、15日目以降に行ってしまった場合は、21日分の実薬を飲み終えた後は休薬期間をスルーし、すぐに次のシートのピルの服用を始めましょう。

ピルを2日以上飲み忘れたら中止した方がいい

ピルの飲み忘れに気がついたのが、本来服用すべきタイミングから2日以上経ったときだった場合、今日ではキープ法かリセット法のどちらかの方法で対処することが推奨されています。
キープ法では、まず気づいた時点で直近に飲む予定だった錠剤を飲み、次回服用する予定になっている時間に飲み忘れた分の残りを服用します。
そして、7回以上連続して時間通りに服用するまでの間は、他の避妊方法と併用しながらピルを飲み続けるか、性行為自体を控えるようにします。
この対処法は、イギリスの産婦人科医による学会で提案されたもので、国際機関もこの提案に沿って指針を定めていることから、広く知られている方法といえます。
一方、ストップ法では、名称からも想像できるように、気づいた時点でピルを飲むのを中止します。そして、次回の生理初日を迎えた時に新しいシートを取り出して服用を再開します。
服用をやめてから次回の生理初日までの期間は、性行為自体を中止した方が良いです。こちらの方法は、ピルの製造販売を行っているメーカーが添付文書で指導している方法です。
2日以上経過してから飲み忘れたときの対処法として、2種類ある方法のうちのどちらにすべきかは悩むところですが、ピルの初心者であれば、単純な対処法であるストップ法を選択した方が良いでしょう。
ストップ法の場合は、服薬を中止した後に消退出血が起きる可能性があります。
人間だれしも出血の跡を見ると不安になるものですが、体内で何らかの病気が起こっていることを疑わなければならない不正出血とは違い、消退出血自体はピルを飲み続けていれば自然に起こる現象です。
キープ法は飲み忘れを起こした時期に応じて異なる対処をしなければならず、対処を間違うと健康を損なうおそれがあり、これと比較すればストップ法の健康リスクは低いといえます。